当院の動脈硬化治療の新型コロナウイルスに対する効果について

当院の動脈硬化治療の新型コロナウイルスに対する効果について

新型コロナウイルスとは?

COVID-19と言われ、人によって異なりますが、ほとんどの感染は軽度から中等度の症状であると言われています。
症状としては、
発熱・空咳・倦怠感が最もよくある症状であり、時折みられる症状としてはのどの痛みや下痢、頭痛、味覚障害や嗅覚障害、皮膚科の発疹などを挙げることができます。

2020年8月段階ではワクチンや明らかな治療法があるわけではないので、多くの方が戦々恐々とされているウイルスです。
ただ、先ほどもお伝えしました通り、実際には多くの方は軽度から中等度の症状であるということから、本当にご理解いただきたいことは「感染は勿論、怖い。でも重篤化することが本当に怖い」ということです。

実際に新型コロナウイルスには重篤化しやすい基礎疾患があります。
それは糖尿病、高血圧、肥満、脳心血管疾患等の動脈硬化症と言えます。

では動脈硬化症があると如何して悪化するのか?

今回の新型コロナウイルスは特に血管に感染しやすく血管自体が丈夫でないと感染が悪化します。その原因は血管内皮にあるプラークに感染してサイトカインストームを起こす事です。(簡単に言うと、血管内の壁と血液がウイルスに侵されて、炎症が爆発している状態です。)

もともと動脈硬化があるとプラークや血管内皮の炎症など小さなサイトカインストームが感染前から起こっており、感染すると余計に悪化する事、又最近の知見では、動脈硬化のプラークの中には雑菌の細菌叢が存在しており、ウイルスの感染でその細菌叢も活性化してウイルス血症と細菌血症の混合感染が起こり、血管の炎症が酷くなることです。

この血管の炎症で血液は凝固しやすくなり、様々な部位に血栓を起こしてきます。
動脈硬化症というと血管が硬くなる病気と思いがちですが、
一番問題は血管内のプラーク等で血管の内腔が狭くなり血液が全身に流れにくくなる事なのです。

全身に血液が流れなくなり、本来人間の体が持っている免疫が非常に弱くなります。
免疫を担う抗体やリンパ球、白血球はすべて血液の中にあり、動脈硬化そのものが全身免疫を低下させている大きな原因なのです。

その為に動脈硬化症があると新コロナ感染症に対して悪化しやすいのです。
全身に十分な免疫細胞や抗体が流れていれば未知のウイルスがやってきても殺せるように人間の体は出来ているのです。そういった意味から当院の動脈硬化治療は理想的な治療と言えます。

血管にある動脈硬化を取り除き、尚且つ末梢の血管まで十分な血液が流れるので全身の免疫が非常に強くなります。今回の新型コロナウイルスに対するワクチンやお薬が出来て感染を撲滅できても、次にやってくる未知のウイルスに対してはまた最初からスタートです。

それに比べて当院の治療は本来人間が持っている免疫をフル活動させて戦いますから、理想的な治療であると思います。

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