めまいの特徴

めまいについての分類を述べてみます。ちょっと難しいところもあるかもしれませんが、一般的な分類としては下記のようになります。

末梢性めまい

1. メニエール病

末梢性めまいでは、比較的多く、内耳病態として、内リンパ水腫の存在がある。症状としては、自発性のめまい発作、耳鳴、難聴を反復するもので、
1) 回転性めまい発作を反復する。
2) 耳鳴、難聴が反復、消長する。
3) 他のめまい、難聴をきたす疾患を除外する。

2. 良性発作性頭位性めまい benign paroxysmal positional vertigo (BPPV)

発作機序として、耳石剥離が知られている。内耳の平衡班、特に、卵形嚢班に何らかの原因で、脆弱性が生じ、耳石が耳石膜から、脱落して、内リンパ腔に浮遊した状態になる。この状態で、臥位患測下頭位をとると、後半規管のクプラに耳石が付着し、感覚毛を刺激した結果めまいをおこす。高齢者、中耳炎手術後、頭部外傷後などの、患者に多いことから、耳石が耳石膜からはがれるという推論が妥当性をもつ。

3. 前庭神経炎

突然に一側の末梢前庭系が高度に傷害された場合で、強いめまい、平衡障害、嘔吐がおこる。必ずしも、神経の炎症とはかぎらない。自発性の強いめまいがあり、嘔吐をともなうが、聴力は正常で、耳鳴りもない。フレンツェル眼鏡下で、健側向きの水平廻旋混合性眼振がみられ、体平衡検査では、患測への転倒、あるいは偏奇現象がみられる。

4. 突発性難聴

5. 内耳炎

6. 外傷 ( 内耳しんとう、側頭骨骨折 )

7. ハント症候群

4~6はいずれも、めまい以外に難聴、耳鳴りを伴う。

中枢性めまい

1. 椎骨脳底動脈循環不全症 vertebro-basilar insufficiency VBI

めまいは、血流不全を背景にしておこるので、一過性で数分以内の短時間のめまいが頻発する。また、眼前暗黒感、下肢の脱力発作、平衡障害、といった、訴えを示すことがあるが、本症に特有の所見はない。高齢者で、動脈硬化、高血圧、糖尿病などを、合併しそのような症状を一過性に示すときは、VBIと診断できる。

2. 小脳出血

回転性めまい、強い嘔吐、頭痛の三徴候が主たるもの。

3. 小脳梗塞

小脳出血と類似しているが、重篤さが少ないのが特徴であり、末梢性めまいとして、治療されていることもある。

心因性めまい

心因性のめまいとは、心理的葛藤が根底にあって生じるめまい感です。成人、小児を問わず、対人関係(例えば学校、会社の対人関係)が原因となることが多く、睡眠不足や過労も引き金になりやすいです。パニック障害や過換気症候群である場合もあります。
ただし、心因性めまいは脳の血流が起こる為、脳の血流がよければ多少のストレスでも症状を起こすことはないと考えられます。

※上記のようにめまいは分類されますが、各病気を治療することは本質的な治療とは一概に言えず、複数の要因が絡み合って引き起こすことがめまいの特徴でもあることを患者さまにはご理解いただきたいです。

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