難聴とは「全くきこえない状態」だけでなく「聞こえにくい状態」を含みます。

難聴の種類としては

1. 伝音性難聴

外耳もしくは中耳における病気が原因で起こる難聴です。
伝音性難聴は耳垢栓塞、急性中耳炎・慢性中耳炎、滲出性中耳炎、鼓室硬化症、耳硬化症などが挙げられます。

2. 感音性難聴

内耳から中枢における病気が原因で起こる難聴です。
感音性難聴は突発性難聴、騒音性難聴、メニエール病、加齢による老人性難聴、遺伝による家族性難聴などの内耳の病気、聴神経腫瘍などの内耳より中枢の病気があります。

3. 混合性難聴

伝音性難聴と感音性難聴の双方の原因が重なった難聴です。老人性難聴は混合性難聴である場合が多く、人によって伝音性難聴・感音性難聴の比率は異なります。

はっきりした原因がなく、突然片耳が聞こえにくくなったり、耳の閉塞感を感じるようになります。自分の声や、人の声などが、耳の中で響いたり、また、耳鳴り、めまい、吐き気、嘔吐を伴うこともあります。

そして、突発性難聴は

1. 突然発症する
2. 高度の感音性難聴である
3. 原因不明である

といった３つの特徴を持っています。

治療法

突発性難聴は早期に治療すれば快方に向かう可能性のある数少ない難聴の1つです。
症状が軽い場合はビタミン剤や循環改善剤を投与し、経過を観察します。
それでも難聴の度合いが改善しない場合、もしくは症状が悪化する場合には、内服ステロイド薬やビタミン剤や循環改善剤を投与します。
また希望される方には当院独自の治療法である抹消機能の改善に伴う治療法を行います。（保険適用）

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