動脈硬化が起こしうる疾患

難聴

難聴に関しては滲出性中耳炎や慢性中耳炎の場合の伝音性難聴の場合も少なからず有りますが、所謂内耳の聴神経が障害される感音難聴が最も多いと思います。一般的に年を取ってくると耳も老化して耳が遠くなるのは当たり前だと思われてはいないでしょうか?しかし年をとっても聴力がそれほど悪くならない方もおられるのも事実です。ではいったい何処が異なるのでしょうか?その辺のことも含めて難聴の原因とその解決法についてここでは述べてみます。

動脈硬化と感音難聴の関連性

「難聴」と聞いても、動脈硬化との関連性を感じる方は極めて少ないでしょう。しかし、この2つの関連性については医学界では古くより着目されています。
1950年代にロシアのRosen医師により神経性難聴についての論文が多く報告されており、心筋梗塞と難聴の関係、肉や脂肪をたくさん摂る人に難聴が多い、低脂肪食に変更すると難聴が軽減するなど、動脈硬化と難聴の関係について当時としては画期的な内容となっております。1980年代には日本で高脂食負荷の動物実験による内耳血管動脈硬化と難聴の関係の研究が行われ、内耳の動脈硬化の解剖学的所見が明らかにされていました。ただ、当時は動脈硬化に関する薬(特にコレステロール薬)が全く開発されておらず、確固たる確信が得られませんでした。しかし近年、医学の発展による動脈硬化治療薬の開発に伴い、ある程度動脈硬化を改善する事が出来るようになりました。当院における多くの患者様の改善結果から考えると、「動脈硬化」と「感音難聴」は深い関連性があると言えるでしょう。

院長からの一言

当院では「コレステロールと難聴」の関係性に着目し、内耳の動脈硬化を治療することで難聴の治療を行う土田医院独自の治療法を行っております。

聴力当院における難聴の治療開始後3ヶ月の結果は下記のようになっております。
明らかな改善を示した(平均聴力が15dB以上上昇)⇒154名明らかな改善は無かったものの、ある程度の改善あり(平均聴力が0~10dB)⇒46名
また、この治療による聴力の悪化例は1例も有りません。ただ現時点ではどんな症例が良くなって、どんな症例があまり回復しないのかはまだ明らかではありません。今後の詳細な検討が必要と考えております。しかし明らかな改善率が75%以上と言うのはかなり有効な治療法であると考えております。
治療経過に関しては個人個人全く異なりますが、内服開始から速い人ですと1週間ぐらいで効果が出始めます。また、突発性難聴の一般的な治療ではなかなかよくならない患者さんでも動脈硬化の治療を行うと、発症から時間を経過していても改善が認められる症例もあります。

土田医院独自の治療法は「年だから仕方がない」と難聴の改善を諦めていた方もまだ諦めなくても良い可能性がある治療法です。

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